第1章 夫との闘病生活

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第1章 夫との闘病生活

●食事療法と運動療法

私は糖尿病と診断された夫を、早速「糖尿病教室」に参加させることにしました。糖尿病の療法には食事療法と運動療法があります。運動療法は万歩計で1日数千歩を歩く療法ですが、夫は毎日が忙しく、運動をする時間など とてもありません。

食事療法に付いては、最初の頃は随分文句を言われました。何しろ量が少なく、物足りないので食べてもすぐにお腹が空いて辛いらしいのです。肉や天ぷらが大 好物だった夫が、野菜中心のあっさりタイプの食事に変わったわけですから、空腹は当然でしょう。泣きたくなるようにつらい思いから「野菜ばかりではお腹が いっぱいにならない」と私に八つ当たりをしたこともあります。食事療法に関しては私たち夫婦だけでなく、結構多くの夫婦が喧嘩をしているようです。そんな 夫でしたが、今は糖尿病の食事にも慣れてくれました。そして、人間はほんの少しの食事で生きていける動物であることを 理解したようです。

以前の夫同様に食べ過ぎている人が多いように思います。戦争に負けて食物が不足していた頃は糖尿病にかかる人はほとん どいなかったそうですから、そんな話からも食べ過ぎ傾向がうかがえます。今、日本人は飽食と運動不足でエネルギーが過剰になり、糖尿病とつねに背中合わせになっています。現実に、成人の5人に1人は糖尿病予備軍と言われています。

■大切な食事療法

何といっても、糖尿病の治療の基本は食事療法です。いくら治療をしても食事がいい加減であれば、血糖のコントロールな ど考えられません。
糖尿病と宣言された最初の頃は、夫は爪がよく腫れて、そこから膿みが出たりしていました。また、明け方、寝床から起き上がろうとすると、ときどき足がつっ ていました。私は看護婦をしていた経験から、病気が悪い時そんな症状が出ることを知っていました。そんな兆候が出ると私は、夫の食事療法に細心の注意を払 うようにしました。

■食事療法の注意ポイント

【第一のポイント】
必要な量だけ食べて食べ過ぎないこと。糖尿病には食べてはいけないものはありません。何でも 食べられますが、大切なことは絶対に食べ過ぎないようにすることです。

【第二のポイント】
バランスに気をつけましょう。気を付けて欲しいのはバランスよく色々なものを食べることです。何しろ量は多く食べられませんから、その中でビタミンやミネ ラルなどが摂れるような工夫が必要です。
夫も最初の頃は食事療法がとても辛いようでしたが、今はすっかり慣れてくれました。胃袋も小さくなったようで、量も少なくて充分です。

■運動療法

運動療法は消費エネルギーを増やし、血糖を下げると同時に、細胞のインシュリンの感受性を良くします。インシュリンの感受性を良くするには、週に三回以上、15~45分ほどの運動が必要です。夫は自分では頑張ったつもりでも、血液の値はなかなか下がってくれませんでした。夫婦で本当に手ごわいことを実感しました。お酒を控えたために、長期血糖も6パーセント台で落ち着いた時期もありました。自分が努力すれば良い結果は得られると思います。

●西洋かぶれは危険

糖尿病と一口に言っても、軽い人もいれば重症の人もいます。血糖が上がるにはそれなりの理由があります。決して、勝手 に悪くなったのではありません。原因を探してください。要するに本人次第と言えます。

食事に気を付けたり、運動をしたりするのはすべて本人です。病院や医者はアドバイスをしてくれるだけです。

問題なのは、通院して、病院の薬を飲みながら病気を悪くしている人が多いことです。これは、食事療法、運動療法を持続させる事が、いかにむずかしいか、ま た、現代の西洋医学が糖尿病に関して有効な治療手段を持っていないと言えるのかもしれません。ですから、薬を飲んでい るにも関わらず病状が悪化している人が多いように見受けられます。インシュリン注射をしても、合併症は進みます。何とかしたいものです。

以前、NHKのテレビで放送を見ましたが、中国で足の骨に悪性の腫瘍ができた患者が、病院で手術を受けましたが、歩けるようになりません。そこで漢方の病 院に転院したところ、3ヶ月ほどで歩けるようになり、検査の結果、腫瘍は治癒していました。東洋の知恵を感じます。二十世紀には幅をきかせていた西洋文明 も、環境問題などで行き詰まっています。病院でも院内感染や耐性菌などで行き詰まっています。西洋の限界を東洋の知恵で超える。そんな時代に入っていると 思います。

●試して損する民間療法

そんなわけで、通院しても症状の回復が見受けられない人たちが、色々な宣伝を頼りに、様々なことを試みています。「試して損する民間療法」まるで川柳のような 言葉がありますが、まさにその通りです。

私達夫婦は今までに1000人を超える糖尿病の人たちと話をする機会がありましたが、そ んな機会が増えるにつれて、まさに「試して損する民間療法」の言葉が真実みを帯び始めています。

西洋の限界を東洋が助け、東洋の知恵を西洋が化学的に裏付けます。現代的なデータ分析が不充分で、本物だということを納得させるだけの資料の用意や実績が なく、言葉だけのものには気をつけた方がよいでしょう。

民間療法で二百~三百万円ものお金を使った人も多くいます。しかし、残念ながら結果は出ていません。色々な人が本当に様々なことをしていますが、どちらを 向いてもよい結果は出ていないようです。もともと、糖尿病とは関係のないようなものを、有効だと宣伝している場合が結構あります。このような現状なので、 しかたないことだとは思いますが、多くのみなさんは、何が良くて何が悪いのか分かっていないようです。
沢山の人々の話を聞いて分かったことですが、糖尿病に良いと言われるものが数限りなくあるわけではありません。実際に話を聞いていると、必ず分かってきま す。例えば、"あっ、この人も何とか卵なんだ"とか、"何とか酢だ"とか、大抵の場合、何度か聞かされた類のものが登場します。

そして、それらが糖尿病には何の助けにもならないことが分かってきます。まさに、「試して 損する民間療法」です。

●ここがポイント恐ろしい合併症を防ぐ

医薬品の副作用で肝臓病になり、絶対安静で苦しんでいる人の話を先ほどしましたが、病院の薬にも大きな問題があります。

糖尿病の研究をしている研究会のセミナーで聞いた話ですが、もともとインシュリンの出が悪いのが糖尿病ですが、もっと インシュリンを出すようにする薬があります。この薬は、インシュリンを出せずに頑張っているのに、もっと頑張るようにする薬です。この薬を飲みつづけてい ると結局、最後には疲れ果てて一滴のインシュリンも絞り出せなくなってしまいます。その証拠に、その薬で糖尿病が良く なった事例はなさそうです。

実際に医療に携わっている医者の中にも、現在の糖尿病の治療に疑問を持っている人が大勢いるということです。何故なら大勢の糖尿病患者が 通院し、治療を受けているのも関わらず合併症に苦しみ病気の進行を食い止めることができないという事実があるからです。食事に気をつけるのも、運動を心が けるのも、薬を飲むのも、血糖値を下げるのも全て合併症を防ぐためです。血糖値を下げることは大切ですが、糖尿病の治 療は合併症を防ぐのが目的です。

間単にいうと、糖尿病でも合併症で苦しむことがなければいいわけです。大勢の人たちの話 を聞くと、血糖値や長期血糖の話が多く出ます。それは、今のところ、血糖値を下げる以外に合併症を防ぐ道がないと言われているからです。

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目次

  • ■はじめに
    • ●まさか!夫が糖尿病に
  • ■第1章 夫との闘病生活
    • ●食事療法と運動療法
    • ●西洋かぶれは危険
    • ●試して損する民間療法
    • ●恐ろしい合併症を防ぐ
  • ■第2章 合併症の恐怖
    • ●足から感じはじめる合併症
    • ●患者さんから聞いた恐ろしい合併症の実例
    • ●母親が糖尿病で死亡、そして本人も糖尿病に
    • ●痛みに苦しむ老人と看護でクタクタの婦人
    • ●糖尿病の治療法で肝臓を悪くした知人
    • ●眼底出血で糖尿病が見つかったEさん
    • ●母親の病気を気遣う娘さん
    • ●自覚不足だった私の義理の叔父
  • ■第3章 恐れていた合併症に
    • ●気の緩みから再び飲酒、長期血糖値はアッという間に上昇を
    • ●ついにでた合併症
  • ■第4章 絶望からの脱出
    • ●サラシアオブロンガとの出会い
    • ●サラシアオブロンガの効果とは
    • ●サラシアオブロンガの二つの特徴
  • ■第5章 サラシアオブロンガ体験記
    • ●多くの人たちから届く喜びの声
    • ●おわりに

■土屋美幸プロフィール■

▼1954年
群馬県神流町生まれ。

▼1969年
高崎医師会付属看護学校卒業。
群馬県高崎市、藤岡市の各医師会関係の病院に16年間勤務。

▼1985年
無添加、焼き立てパンの店を夫が開業。この年に夫が糖尿病と診断される。

▼1998年
サラシアオブロンガと出会う。
夫の検査結果があまりの良さに本物である事を確信。友人にも紹介したところ、大変感謝される。そこで同年「糖尿病友の会」を発足。
多くの糖尿患者の悩みを解決すべくサラシアオブロンガの普及に努めている。

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