第3章 恐れていた合併症に

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第3章 恐れていた合併症に

●気の緩みから再び飲酒、長期血糖値はアッという間に上昇を

合併症は全身に起こります。糖尿病は血管の病気ともいわれますが、血管は身体の隅々にまで行きわたっているので、合併 症もじわじわと身体のあちらこちらを侵し、生命までも危うくさせる恐ろしいものです。

合併症は発病すると五年後には、たとえ自覚がなくても身体のどこかの神経を傷み始めます。

私の夫は十八年前の糖尿病発病後は、合併症が恐ろしくて食事制限を始め、大好きだったお酒の制限などをしたことで、長 期血糖値は六パーセント台を推移し、まずまず良好といっていい状態が続いていました。

もちろん、病院の薬も飲んでいませんでした。ところが、我がままが出たと言えばいいのか、ふとした気の緩みから、せっかく我慢していた飲酒に再び手を出し てしまいました。夫は飲んではいけないと思いつつ、ついお酒に手を出してしまったのです。

焼酎なら飲んでも大丈夫だとか、飲むならお酒よりもビールの方がいいなどと言う人がいますが、それはとんでもない誤解です。問題はカロリーですから、何を 飲んでも飲み過ぎれば全く同じことです。アルコールは徐々に飲む量が増えていきます。夫はチュウハイとビールを合わせて毎日1.5リットルぐらい飲んでい ました。せっかく落ち着いていた長期血糖が七パーセント台になり、すぐに八パーセント台へと、アッという間に上昇してしまいました。アルコールを飲み続け て十年、いつかは必ずそのときが来ると思っていましたが、とうとうその日がやってきました。

●ついに出た合併症

ある夜のことです。就寝のために入った布団の中で、夫は自分の足の冷たさに気付きました。「とうとうその時が来た」と、ハッとするような胸の高鳴りをその時に 覚えたと言います。いつか発病するのではという不安が常に頭の片隅にありましたが、それはやはり大きなショックだったようです。心臓が凍るような思いか ら、とても落ち込んだ様子でした。

足が冷えるのは合併症の始まりです。血液の循環が悪くなるために、爪先が冷たくなるわけです。糖尿病は血管の病気といわれるように、あちらこちらの血管が 詰まり始めます。アルドース還元酵素が活性化し、神経にも異常をきたします。

悪化すると生爪をはがしても痛みを感じなくなるとか、靴底に紛れ込んだビンのかけらを踏み付けたまま長時間歩き続けて大けがをしたという話も聞きました。

普段から、合併症の恐ろしさに怯えていたにも関わらず、再び飲み始めたお酒によってとうとう合併症に襲われた夫は、アルコールの飲酒を止める以外に道はな いと覚悟を決めたのでした。

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目次

  • ■はじめに
    • ●まさか!夫が糖尿病に
  • ■第1章 夫との闘病生活
    • ●食事療法と運動療法
    • ●西洋かぶれは危険
    • ●試して損する民間療法
    • ●恐ろしい合併症を防ぐ
  • ■第2章 合併症の恐怖
    • ●足から感じはじめる合併症
    • ●患者さんから聞いた恐ろしい合併症の実例
    • ●母親が糖尿病で死亡、そして本人も糖尿病に
    • ●痛みに苦しむ老人と看護でクタクタの婦人
    • ●糖尿病の治療法で肝臓を悪くした知人
    • ●眼底出血で糖尿病が見つかったEさん
    • ●母親の病気を気遣う娘さん
    • ●自覚不足だった私の義理の叔父
  • ■第3章 恐れていた合併症に
    • ●気の緩みから再び飲酒、長期血糖値はアッという間に上昇を
    • ●ついにでた合併症
  • ■第4章 絶望からの脱出
    • ●サラシアオブロンガとの出会い
    • ●サラシアオブロンガの効果とは
    • ●サラシアオブロンガの二つの特徴
  • ■第5章 サラシアオブロンガ体験記
    • ●多くの人たちから届く喜びの声
    • ●おわりに

■土屋美幸プロフィール■

▼1954年
群馬県神流町生まれ。

▼1969年
高崎医師会付属看護学校卒業。
群馬県高崎市、藤岡市の各医師会関係の病院に16年間勤務。

▼1985年
無添加、焼き立てパンの店を夫が開業。この年に夫が糖尿病と診断される。

▼1998年
サラシアオブロンガと出会う。
夫の検査結果があまりの良さに本物である事を確信。友人にも紹介したところ、大変感謝される。そこで同年「糖尿病友の会」を発足。
多くの糖尿患者の悩みを解決すべくサラシアオブロンガの普及に努めている。

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